うみねこのなく頃に完全考察

竜騎士07作「うみねこのなく頃に」をミステリーとファンタジーの両方の視点から完全に考察することを目的としたブログです。

2015年05月

ベアトリーチェの魔法大系 (1)無限の魔法

>無限の魔女は、「無限創造」を基盤とし、彼女の比類なき無限の魔力の根源となる。
(EP4.TIPS ベアトリーチェの称号)

「うみねこのなく頃に」
の重大な柱である「ベアトリーチェの魔法」について、後見人のラムダデルタとの関係に注目しながら整理をします。

ベアトリーチェの魔法大系は後見人のラムダデルタに高く評価されています。
ラムダデルタ卿の回想記」から抜粋すると、

>彼女ならではの独自の解釈
>それまでの私が知り得なかった、広大な魔法世界
>魔法世界はまだまだ生成されている途上にある。しかし、その生成に至る組成式は、完璧かつ無限の可能性を備えている。

のように、千年を生きる魔女にとってすら珍しく、レベルの高いものであると評しています。
ここから数回の記事を用いて、そのベアトリーチェの「無限」「黄金」の魔法、そして「後見人」についてまとめます。

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挑めばミステリー。屈せばファンタジー?

「……1986年10月4日から5日の二日間のゲームについてはな。だが、そのゲーム盤の外についてまで、俺は魔女の存在を問うつもりはねぇぜ。」
「そもそも、悪魔の証明により、魔女の否定は不可能だ。そして、このゲームのルールに従い、赤でそれを語るのもステイルメイトで禁じ手だ。赤き真実でさえ、魔女の存在を否定はできねぇんだぜ。」

(EP5.戦人)

当ブログの考察方針「ファンタジーを否定しない」と言う前提があり、そこから世界構造の解釈でニンゲンの世界以外に幻想的な世界をいくつも認めています。
ここで、「それはファンタジーに屈したことになるのでは?」と思う人もいるかもしれません。
ですので、ここではミステリーとファンタジーの両方の視点による考察は、ファンタジーを完全否定する立場と大きな違いがないことを説明したいと思います。

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「うみねこのなく頃に」の世界構造

「うみねこのなく頃に」の数多くの謎を整理、考察するためには、この作品の複雑な世界構造を整理し、考察の土台とすることが重要です。
そこで、EP4のTIPSラムダデルタ卿による回想記で語られた「ニンゲン」「魔女」「航海者」「造物主」の4つの立場を元に、「うみねこのなく頃に」の世界の階層分けを行いました(下図)

※注意
「航海者」「造物主」
も広義では魔女に含まれる存在ですが、ここではそれ以外の普通の魔女を便宜上「魔女」と表記します。

階層図

図のように、それぞれの立場に対応する世界があり、上位の世界が下位の世界に対して干渉及び観測が可能であるという関係になっています。
これは別の言い方をすれば、下位の世界で起きた出来事は「上位世界からの干渉がある物語として解釈される」という構造になっています。
この言い方だと抽象的すぎて分かりにくいので具体例を一つ挙げます。

例:
 (上位の世界)魔女の視点…ベアトリーチェが魔法を使って六軒島を嵐で閉ざした。
 (下位の世界)ニンゲンの視点…六軒島に台風が来た。

このように、一つの出来事が複数の視点から解釈され、ニンゲンの視点であるミステリーの解釈と、魔女の視点であるファンタジーの解釈が生まれました。

階層を分けて考えることで「うみねこのなく頃に」という作品をミステリーとファンタジーの両方の視点で説明し、立体的に作品を理解していくという方針で考察を進めていきたいと思います。
管理人:どっぱん
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