「うみねこのなく頃に」のEP1の謎を一問一答方式で書いていきます。
(EP全体に関しての話のこちらの記事と合わせてお楽しみ下さい)

書籍「最終考察うみねこのなく頃に散」の「偽書作家テスト」を改変したものに加え、その他気になる点について書いていく予定です。
もし「こんなことが聞きたい」というような質問がありましたら、気軽にコメント欄に書き込んで下さい。

尚、この内容はあくまで「うみねこの読み方のひとつ」であることを予め宣言しておきます。

■EP共通
Q.ベアトのゲームのミステリーの真犯人は?

A.犯人は「紗音、嘉音と同一の肉体を持つベアトリーチェという名の人物」です。
紗音、嘉音、ベアトリーチェは同一の肉体を持ち、3人の人格が登場人物として描写されます。
共通の共犯者である源次、熊沢、南條に加え、EP毎に異なる人物を買収し、共犯者としています。
この記事中の質問で犯人について言及がない場合、全て真犯人ベアトリーチェによる犯行であることを前提とします。


■EP1について
Q.この事件の共犯者は?
A.紗音、嘉音、源次、熊沢、南條、絵羽、秀吉です。

Q.社が消滅していた理由は?
A.ベアトリーチェが島を爆発させる為の爆弾の威力を確かめる実験を社を爆破することで行った為。

Q.真里亞の薔薇が消失した理由は?
A.郷田が薔薇庭園の見栄えを良くするために不格好な薔薇を間引いたからという単純な理由です。

Q.真里亞が持っていた傘と手紙を渡したのは誰?
A.真犯人ベアトリーチェ。紗音の姿のままでも、自分が魔女ベアトリーチェだと宣言すれば真里亞はそれを信じます。

Q.留弗夫の「俺は今夜殺されるだろうな?」ってどういう意味?(6/15追加)
A.留弗夫は霧江に、戦人が本当は霧江から産まれたこと、赤子を取り替えて明日夢から産まれたと偽っていたことを明かすつもりで、それを伝えたら「霧江に殺されるだろうな」という意味を込めた台詞です。

Q.夏妃の部屋の扉に不気味な汚れが残された理由は?
A.真犯人のベアトリーチェは一度は夏妃を殺そうと中に入りますが、部屋の中で内側にサソリのお守りという魔除けが掛かっていることを知ります。
そこで「魔女だから魔除けを避ける」という自身のルールに従い、その出来事を示すために扉を汚しました。

Q.園芸倉庫の6人殺しの方法は?(+食堂の血痕はどのような経緯で残った?) (6/21修正)
A.紗音を除く5人については南條の協力によって得られる睡眠薬を用い、食堂で眠らせた後に園芸倉庫に運び、そこで銃で殺害すれば屋敷を大きく汚さずに実行可能であると考えられます。
(多少の抵抗が食堂あり、その際に血溜まりが出来たのだと思われます)
ベアトリーチェと同一の肉体を持つ紗音は死亡していません。そして買収した秀吉によって戦人達に紗音の死を誤認させます。

Q.チェーン密室の絵羽・秀吉殺しの方法は?
A.真犯人のベアトリーチェは、買収した協力者である絵羽、秀吉の部屋には碑文殺人の計画についての話をするために問題なく入ることが可能です。部屋に入ったあと銃で二人を殺害し、嘉音、源次、南條、熊沢らが口裏を合わせ、密室殺人の第一発見の報告を行います。チェーンロックは最初からかかっていませんでした。

Q.絵羽、秀吉は共犯者なのに殺す理由は?約束は守らないの?
A.他のEPから判断するに、ベアトリーチェは基本的に共犯者も殺します。必ず命を助けるような約束はしていなかったのでしょう。

Q.ボイラー室の嘉音殺しの方法は?(6/21修正)
A.嘉音はここで死亡していません。死体の偽証は協力者の南條が行います。

Q.嘉音の「ルーレットを全て台無しに」という発言はどういう意味?

A.ベアトのゲーム盤において、嘉音は単にベアトリーチェが変装している姿ではなく、一個人の人格を持つ人間として描写されます。なので彼の発言には全て彼の心を反映されており、ルーレットを台無しにしようとする行為は、嘉音の自殺によるベアトリーチェの肉体の殺害であると考えると筋が通ります。

Q.金蔵の書斎内に手紙を置いた人物と方法は?
A.源次であると考えて良いでしょう。他の使用人でも可能ですが、源次が一番気配を隠すことに長けているので彼が適任です。

Q.客間の源次、南條、熊沢殺しの方法は?
A.真犯人ベアトリーチェはマスターキーを持っているので、客間に入ることが可能です。そして源次、南條、熊沢に死体のふりをさせる、もしくは最も忠実な協力者である源次と協力すれば3人を殺害することは可能です。

Q.客間にいた真里亞が源次、南條、熊沢の殺害を魔女によるものと証言したのは何故?
A.真里亞はベアトリーチェの「あなたはたくさん歌を歌うから、何が起こっても何が聞こえても、聞こえない聞こえないわからない」という言葉を盲信し、殺害の様子を証言せず、魔法で殺害が行われたと主張することになります。

Q.真里亞は「歌を歌うから聞こえない」って言ってたけど「みんな嫌だって言った」と言ってなかった?(6/15追記)
A.歌を歌う前に聞いたので問題ありません。

Q.玄関ホールの夏妃殺しの方法は?
A.真犯人ベアトリーチェが直接夏妃を殺害します。夏妃の銃に実弾は入っていなかったので殺害は容易です。
なお、この殺害現場で戦人達は24時になる寸前に真犯人のベアトリーチェを直接目撃しますが、直後に島の爆発によって死亡します。

Q.このエピソードと現実世界の関係は?
A.このエピソードで語られるミステリーの筋書きは安田紗代が事件当日に流したメッセージボトルに書かれていたもので、1986年より未来の世界でその内容が公開されています。書かれた内容はお茶会より前の部分までで、戦人主観の物語ではなかったと考えられます。
右代宮戦人の人格を失った八城十八がその内容に触れ、彼の記憶の中の右代宮戦人が魔女幻想と戦う物語が幻想世界に生まれたものがEP1の物語だと解釈すれば良いでしょう。

Q.お茶会はどういう意味のシーン?(6/21追加)
A.碑文殺人が終わり、24時の生き残っていた戦人、譲治、朱志香、紗音、嘉音が黄金郷に招かれるシーンです。そこで戦人がベアトリーチェを認めなかたっため、黄金郷は成立せず戦人とベアトの魔女幻想を巡る戦いが続いていきます。

Q.裏お茶会でベルンカステルが出てきたのは何故?
A.八城十八の内面に、六軒島事件の真相を暴き、魔女幻想を否定すれば右代宮戦人が救われるという奇跡を求める心が生まれた結果、奇跡の魔女ベルンカステルが真相を暴く存在として幻想世界に現れたと解釈できます。