「うみねこのなく頃に」のEP2の謎を一問一答方式で書いていきます。
(EP全体に関しての話のこちらの記事と合わせてお楽しみ下さい)

書籍「最終考察うみねこのなく頃に散」の「偽書作家テスト」を改変したものに加え、その他気になる点について書いていく予定です。
もし「こんなことが聞きたい」というような質問がありましたら、気軽にコメント欄に書き込んで下さい。

尚、この内容はあくまで「うみねこの読み方のひとつ」であることを予め宣言しておきます。
■EP共通
Q.ベアトのゲームのミステリーの真犯人は?

A.犯人は「紗音、嘉音と同一の肉体を持つベアトリーチェという名の人物」です。
紗音、嘉音、ベアトリーチェは同一の肉体を持ち、3人の人格が登場人物として描写されます。
共通の共犯者である源次、熊沢、南條に加え、EP毎に異なる人物を買収し、共犯者としています。
この記事中の質問で犯人について言及がない場合、全て真犯人ベアトリーチェによる犯行であることを前提とします。

Q.紗音と嘉音を人格的に殺すとはどういう意味?
A.真犯人ベアトリーチェが紗音と嘉音の存在を否定し、紗音または嘉音が生きていくことがないと決めたことを意味します。紗音と嘉音の死が描写されたあとは、二人が生きて行動することがなくなります。
この人格的殺害は他殺として扱われ、即死したと赤で宣言することも可能です。


■EP2について
Q.この事件の共犯者は?
A.紗音、嘉音、源次、熊沢、南條、郷田、楼座です。 

Q.紗音が社の鏡を割ったシーンの意味は?
A.紗音と肉体を同じくするベアトリーチェがその存在するための力を増す、つまり碑文殺人を実行する動機が心理的に強まった(まだこの時点では碑文殺人を実行する意志は無い)ことを意味していると考えられます。
社の爆破実験はこのシーンよりも先の話であり、別の出来事であることに注意です。

Q.ゲーム盤上に登場したベアトリーチェの正体は?
A.真犯人ベアトリーチェ本人です。

Q.楼座が受け取ったベアトリーチェの封筒の中身は?
A.語られたとおり礼拝堂の鍵が入っていました。

Q.親達7人は深夜の礼拝堂で何を見た?
A.親達は真犯人ベアトリーチェに、彼女の持つ黄金を見せられました。そして彼女が六軒島の真の当主であることを認めました。

Q.礼拝堂の密室の6人殺しの方法は?
A.南條の協力で得た毒薬を乾杯の盃に混ぜることで殺害しました。口をつけるのが遅れて飲まなかった者は銃殺したとも考えられます。
そして楼座を含む共犯者と口裏を合わせ、礼拝堂が密室であったという偽証を行います。

Q.朱志香の私室での朱志香・嘉音殺しの方法は?
A.部屋の中に真犯人ベアトリーチェと朱志香のみがいるという状態なので、そこで朱志香を銃で殺害、嘉音を人格的に殺害し、部屋を出てからマスターキーで施錠を行います。

Q.赤い目の嘉音の出現と熊沢、南條の死体消失トリックは?
A.共犯者である熊沢と南條は別の場所に隠れ、同じく共犯者である源次、郷田が嘉音の襲撃と死体の消失を偽証するという狂言を実行したと考えられます。


Q.使用人控室での南條、熊沢殺しの犯人と方法は?
A.二人と一緒にいた源次が真犯人ベアトリーチェの指示で南條と熊沢をナイフで殺害しました。

Q.夏妃の私室の紗音・郷田・譲治殺しの方法は?
A.真犯人ベアトリーチェは施錠された部屋で郷田を銃で殺害したあと、譲治を銃で殺害し、紗音の人格を殺害、最後に銃で自殺します。自殺に用いた銃は、紐とおもりを用いて化粧台の裏に落下させ、発見されないようにします。

Q.夏妃の部屋の扉の汚れはいつつけられた?
A.ベアトリーチェが郷田、譲治の殺害後、自殺を行う前に、魔女が霊鏡の力によって部屋に入ることができなかったことを思わせるような演出を施したと考えられます。

Q.生き残った源次、戦人、楼座、真里亞は最終的にどうなった?
A.10月5日24時ちょうどに起きる六軒島の爆発によって死亡します。幻想描写のルールにより、死亡30分前からは彼らが幻想的な体験をするというシーンが描写されます。

Q.このエピソードと現実世界の関係は?
A.シナリオはEP1と同様、メッセージボトルに書かれているものです。ファンタジー描写が多かったのは、読み手である八城十八が内面世界で戦人が魔女幻想の影響を強く受けた結果であると解釈されます。
また、最初の紗音と譲治の過去のシーンはメッセージボトルに書かれていたものではなく、メタ世界のベアトリーチェが見せた過去の事実のシーンであると考えられます。

Q.ベルンカステルが語ったベアトリーチェの隙とは?
A.ベアトリーチェの碑文殺人計画は全員の殺害の達成だけを目的としているわけではなく、その計画が途中で看破される、または碑文を解かれるといった条件で停止するという可能性があることです。
安田紗代は戦人に碑文殺人のミステリーを解かれることも目的の一部としていました。